読書と勉強に役立つブログ

これまでに読んだ本、これから読もうとしている本、勉強方法などについて書いていきます。

アルジャーノンに花束を(ハヤカワ文庫NV)  ダニエル・キイス

知識や教養があっても、ひとを思いやる心がなければなんにもならない。 自分自身、知識や教養を身につけようと思ってじぶんなりに本を読み、ようやくそのことに納得がいった。 むかし、通っていた塾の先生に「東大いこうがどこいこうが、そんなことは大した…

Genesis セバスチャン・サルガド 

優れた作品というものは、それがどのようなジャンルに属するものであれ、一目みただけで分かる。 そして、ほんとうに優れたものに出会うことができることはきわめて稀だ。 写真家セバスチャン・サルガドの作品をはじめてみたときは、衝撃だった。それは難民…

全ての装備を知恵に置き換えること(集英社文庫) 石川 直樹

高校生のころ、しきりに星野道夫の本を読んでいた。 そのころ、ひとりきりでアラスカやカナダを旅することを夢みていた。だれもいない荒野でひとりたたずみ、風や雨や光を感じる。そんな時間をすごしたくてたまらなかった。 けっきょく、死んだり何かに襲わ…

イカの哲学 (集英社新書 0430) 中沢新一・波多野一郎

いろいろな本を読んでいると、「どうしてこのひとの著作や本人が注目されなかったのだろう」と思うことがある。 五〇年近くも前に亡くなってしまった、この波多野一郎という哲学者がそうだ。 この本は波多野一郎という哲学者が書いた『烏賊の哲学』というほ…

日本文学史序説<上><下>(ちくま学芸文庫) 加藤 周一

評論家・加藤周一による日本文学史。名著です。 主要な文学者、思想家、宗教家の作品が網羅されていて、それぞれの作品や人物の特徴、時代背景との関連性、前の時代から受けた影響と後の時代に与えた影響などについて書かれてあります。 上巻の冒頭には、加…

写真がもっと好きになる。 菅原一剛の写真ワークショップ。 菅原一剛

写真というものにひかれてずいぶんと長いことになる。 しかし、写真を眺めるのが好きばかりで、じぶんで撮るところまではいかなかった。若い頃に奮発して買ったデジタル一眼レフは、整理用の段ボール箱のなかでひっそりと眠るようになって久しい。 この本の…

ふしぎなキリスト教(講談社現代新書) 橋爪大三郎×大澤真幸

現代社会のシステムや構造を読み解くにあたってキリスト教に関する知識は必須だと思っていますが、学校でも教えられることはほとんどないので、とっつきづらいという印象をもたれる方が多いと思います。 この本を手にとられる方はキリスト教に詳しくない方が…

中国史(上・下) (岩波文庫) 宮崎 市定

中国史の碩学による中国の古代から近現代までの通史です。 けっして読みやすい本ではありません。わたしもいろいろと本を読んできましたが、一般的に岩波文庫の青を読もうと思ったら、一、二ヶ月くらいかかるものと考えたほうがいいと思います。 時間がたく…

100年の難問はなぜ解けたのか-天才数学者の光と影(新潮文庫) 春日 真人

数学がそれほど得意というわけではないのに、数学に関する本を手にとってしまうことが多い。数学という学問にひかれているのもそうだが、数学者とよばれる人たちの生き方に強くひかれる。 証明できるかどうかわからない問題を証明することに、じぶんの人生の…

高校生が感動した微分・積分の授業(PHP新書) 山本 俊郎

社会人になってから高校時代に勉強した数学のことが気になるひとは、はたしてどれくらいいるのだろうか。 わたしは高校時代、数学がまったくできなかったというわけではないが、そうかといって得意科目というわけでもなかった。そして、心のどこかで、高校時…

今夜、すべてのバーで(講談社文庫) 中島らも

高校生のころ、この小説をなんども読んだ記憶がある。そして、大学生になってからも社会人になってからも幾度か読み返した。 いつの間にかわたしの本棚から消えてしまったが、中身を思い出すのはきわめて容易だ。それくらい、わたしという人間になじんでいる…

台湾-四百年の歴史と展望(中公新書) 伊藤 潔

2016年の夏に家族で台湾旅行する機会がありました。そのときに、台湾の歴史を勉強しようと思って買ってきた本のうちの一冊がこれです。 まだ読んでないんですけどね。中公新書では、タイとかヴェトナム、イランやイスラエルについての歴史の本なんかもタ…

表現のための実践ロイヤル英文法 綿貫陽 マーク・ピーターセン 共著

英語学習に興味のある方は、ぜひこの文法書を店頭でご覧になっていただきたい。少し読んでみてなるほど、と思われる方はそのまま購入してお手元においておかれるとよろしい。充分すぎるほどのお釣りがくる内容である。 國弘正雄の著書に『國弘流英語の話しか…

エリック・ホッファー自伝 構想された真実 中本義彦訳

この本はわたしが大学生のときか社会人になってから読んだ本であり、折にふれて読み返している。 名著である。図書館や本屋で探し、手にとってみる価値がある。 今はわたしの本棚に鎮座しているが、もともとは姉が所有していたものだ。 何かのときにもってき…